ルノルマン占いを始めよう! 毎日できるデイリーオラクルからフルデッキ使用のグランドタブローまで、ちょっとずつ一緒に学んでいきましょー♪
ルノルマン占いのレルム
レッスン 1 :毎日占う!ツーカードオラクル♪
どうしてワンカードじゃないの?
ルノルマンは、カードの並びで占うのが基本。
(3枚以上のカードを使用するスプレッドでは、シグニフィケイターもしくはフォーカスカードと呼ばれるカードを指定し、そこを中心にリーディングすることが多い。シグニフィケイター・フォーカスカードについては後のレッスンで)
もちろん、一枚一枚に意味はあるけど、それは単語のようなもの。メッセージにするには、
『何』が『どうなる』のか
『何』は『どういう状態』なのか
『どんな』『何』が『どうなってる』のか…
など、文法でいうと、『名詞 + 動詞』『名詞 +形容詞』、あるいは、『動詞 + 副詞』みたいな感じ。
だから、いちばん初めの練習に最適なデイリーリーディングを、1枚じゃなく2枚でやることから始めよう♪
カードを引く前に
さぁやろう!とカードを出した。それはいつ?
これまでにタロットやオラクルカードで1日の運勢を占ったことのある人は、その占いをいつやってた?
当日の朝か前日の夜、じゃない? カードについてた説明書やタロットの参考書で、その日がどんな1日になるかを占うワンカードオラクルの方法を見つけて、試した経験のある人は多いはず。というより、カード占いを始める際、必ずといっていいほど『はじめて』占うときにおすすめされるのが、これだと思う。
もちろん、それはまちがってない。何十枚もあるカードを自由に使いこなすには、まず一枚一枚のカードをよく理解することが大切だから。
そのために、1日1枚カードを引いて、引いたカードの意味やニュアンスなどを集中して覚えたりする。同時にその日を占えて、ついでに占いの結果と現実の出来事があってるか検証もできる!この方法は便利だ。
でも!
占い初心者がいきなり未来を占う…私は、ちょっとこわかった。
全然、いーんだよ。『これは慣らしだから』『どうせあたらないから気楽にやろ』『雑誌の星占いみたいなものさ』『自分にはまだ占いの力なんてないし』
そう思ってラフに引くなら、ノープロブレム。結果がどうあれ、1枚のカードを集中して学ぶって目的にはピッタリ。
でも、もし、私のように、出た結果にビクビクしちゃう性質なら…
その日がどんな日になるかを占うのは、もうちょっと先にしよう。
なぜなら…占うことに不安や恐怖があると、それがカードに伝わってしまうから。
最初は普通に引くでしょ。毎日引いていく。そして、ある日、超ネガティブな意味のカードが出る。それがあたってても外れてても、次の日カードを引くときに考える。
『また、悪い(いい・悪いは個人の判断)カードが出たらイヤだな』…この日は、出たらイヤだと思うカードが出なくて安心する。
次の日考える。『悪いカードが出たらイヤだな』…イヤだと思うカードが出なくて安心する。
次の日。『今日も大丈夫かな。悪いカードが出たらイヤだな』…出てほしくないカードが出る。
次の日。『今日も悪いカードが出たらどうしよう』…出てほしくないカードが出る。
次の日。『今日は悪いカードが出ませんように!』…この繰り返し…
こうなったら、もう占いじゃない。きっとシャッフルの間も念じてる。『悪いカードが出ませんように!』って。
私もタロットで何度も経験したよ。前の日の夜に『明日はどんな1日になる?』で、ソードの3(悲しみ・苦痛などの意味がある)とか引くと、その日1日が不安でこわくて…23時59分まで、ほんとビクビク。で、0時過ぎて日付が変わるとやっとホッと。
これってよくないでしょ? 特に悲しいこととか起きなかったけど、それって外れたから? もしかしたら、すんごい悲しい出来事があるかもって思いながら1日を過ごしてたせいで、ちょっと悲しい気持ちになった出来事があっても気に留めてないだけかもしれない。
逆に、超ラッキーなカードが出て、ワクワク期待し過ぎてたせいで、小さな幸せを幸せとして感じられない…なんてケースも。
だから、未来を占うのは、少しカードに慣れてからのほうが楽。
そうすれば、完全に『凶』のカードなんかないってわかるし、1日の運勢占いで人生を変えるほどの出来事を暗示することはそう頻繁にあるもんじゃない、そう気負わずに占えるようになる。
じゃぁ、どうするのがベストか。
カードに慣れるために、1のライダーから順番に意味を覚えたりするの?…順番に意味を覚えるんじゃ味気ない。
ツーカードオラクルから始めるんじゃないの?…ツーカードオラクルから始めるよ!
ただし、
その日の夜に占おう!!!
ルノルマンを始めるのにベストなのは、ツーカードオラクル(もしくはスリーカード。次のレッスンで)。今日これからという未来を占うんじゃなく、1日の終わりにこう質問する。
『今日は自分にとってどんな日だった(何があった)でしょうか?』
いいよこれ♪
ツーカードオラクルの手順
その日の夜、寝る前など落ち着いてできる時間に占う。
(望ましくないカードが出ても自分は大丈夫。むしろ、未来を占うことから始めたいという人は、その日の朝か、前日の夜でOK)
★ 質問を決める
例) 今日は私にとってどんな1日だったでしょうか?
(注意:夜中の2時とか、感覚は今日でも日付が変わってるなら『昨日は』にする)
朝または前日なら…例) 今日(明日)は私にとってどんな1日になりますか?
(注意: 前日の夜でも0時過ぎなら『今日は』にする)
☆ 深夜に占う場合、0時を境に日付が変わるよね。でも、寝る前だと午前1時はまだ『今日』って感覚じゃない? そんなとき、私はカレンダーの日付を見てそれをカードに伝えながらシャッフルしてるよ~。
★ 36枚すべてのカードを使用し、シャッフルする。手でぐるぐる混ぜても、ヒンズーシャッフルでも、両方でもOK。とにかくよく混ぜながら、質問をカードに伝える。
(中には作成者独自の見解で枚数を増やしたデッキもあるけど、ここでは36枚に統一)
★ シャッフルを終えたらカードをひとつにまとめ、カットする。回数はお好みで。
★ カードの山を(裏面のまま)手前に置き、上から1枚引いて山の奥のスペースに置く。山の上からもう1枚引いて、先に引いたカードの右側に置く。残りの山をわきにどける。
(カードのどこから引くかに自分なりのやり方のある人はそれでOK)
このとき、必ず、後に引いたカードが右側にくるように置くこと。(ルノルマンでは左から右によんでいくため、順番が重要になる)
左に置いたカード(先に引いたほう)を『カード1』、右に置いたカード(次に引いたほう)を『カード2』にとして説明していくね。
★ カードをめくって2枚のカードをよむ。
(ルノルマンはリバースを採用しないので、天地が逆なら正位置に戻す)
カードのよみ方
★ 『カード1』を『カード2』が説明する(足りない情報を足す感じ)。
片方が主題(名詞)、もう片方がその詳しい説明(動詞・形容詞・副詞)みたいによむ。
(『どんなふうな』『何』、『何が』『どうなった』など)
★ 『カード1』が『カード2』の状態になる。
ルノルマンでは左から右に時間が進むから、状態の変化としての意味でよむ場合は、右にある『カード2』が結果を表す。
(出来事の流れをよむには2枚だと足りないので、時間経過は気にしなくてOK。枚数が多くなると、『左にある』『右にある』っていうカードのポジションが重要になる。)
☆ 2枚でよむときは、右・左の位置が逆になっても同じ意味でよめるカードもある。だから、あれ?逆にしても同じ…?ってなったら、『カード1』だから~、右だから~ってあんまり気にしなくて大丈夫。
二つのカードの意味を組み合わせてひとつの文にするときに重要なのは、質問のこたえに合った文にすること。
(同じ組み合わせから考えられるたくさんの意味のうちどれを選ぶかがいちばん大切)
例)
・ 6 雲(トラブル) + 16 カギ(解決) = トラブルが解決する
・ 24 ハート(愛) + 26 本(秘密) = 秘密の恋
・ 15 クマ(財政) + 23 ネズミ(悪化) = 金欠
☆ どっちが名詞で~こっちが形容詞~とかそんなに神経質にならないで、『左が主題、右が説明』くらいに意識してよめばOK。
左右が逆だと意味が変わる場合はもちろん、同じカードの組み合わせでも、ほんといろいろな意味によめる。
例)のハート + 本は、逆(本 + ハート)にしても、『気持ちを隠す』『秘密の恋』ってよめるし、『愛についての本』『学習への情熱』ともよめる。また、クマ + ネズミ は、ほかに『落とした・盗まれた財布』の意味にもなる。
……いくらでもつくれる意味の中からどれを選べばいいか? それは……
質問に合うメッセージ、それぞれのカードの意味の組み合わせから、しっくりくるもの(文として、プラス直感で)を選ぶ。これが、初めは難しい! でも、何度か占っていくうちにコツがつかめると思う。
それぞれのカードの示す意味合いから、質問にふさわしいこたえになる言葉を組み合わせてみてね。
ルノルマンの解説本やデッキについてた説明書など、あるいは、ここを参考に意味を組み合わせて、自分なりの解釈を深めていこう♪
ツーカードオラクルのヒント
さっそく練習!
『ルノルマンカードの意味早見表』を参考にして、引いたカードの組み合わせからメッセージをよみとる練習をしよう!
自分の1日を占うのがいちばんの練習になるのは、
1 毎日できる
2 その日の終わりに占いがあたったか外れたかのチェックができる…から
ことがその理由。そして、
1日の終わりにその日を占えば、
3 引いたカードの意味から、現実にあてはめたメッセージを選べる
が、プラス!
これが、ほんとにいい練習になる。ぜひ、トライしてみてね♪
それぞれのカードの解説ページにのせるつもりだけども、まだまだ時間がかかりそう(ごめんなさい~)なので…
ここに1から36までのカードを、順番に組み合わせた例文(?)を書いておく~。
あぁ、こんな感じか~と思って見てね。
毎日のツーカードオラクルとしてありそうなのにしてみたよ♪
1 騎手 + 2 クローバー: グッドニュース
2 クローバー + 3 船: 通勤・通学・おでかけ途中にラッキーなことが
3 船 + 4 家: 家族とおでかけ
4 家 + 5 木: ゆったりと家で過ごす
5 木 + 6 雲: 風邪をひいたかも
6 雲 + 7 ヘビ: 嘘がトラブルを引き起こす
7 ヘビ + 8 棺: 疑いの気持ちが消える
8 棺 + 9 花束: 何もない一日の終わりに喜びのサプライズ
9 花束 + 10 大鎌: お気に入りの服をダメにする
10 大鎌 + 11 ムチ: 突然のアクシデントで散々な日に
11 ムチ + 12 鳥: 恋人とのケンカ
12 鳥 + 13 子供: 新しい好奇心がわく
13 子供+ 14 キツネ: 子供にしてやられる
14 キツネ + 15 クマ: 力仕事をする
15 クマ + 16 星: おいしいものを食べる
16 星 + 17 コウノトリ: 目標を定め直す
17 コウノトリ + 18 犬: 助けを得てうまくいく
18 犬 + 19 タワー: 野心に忠実になる
19 タワー + 20 庭: 社交の場で孤立する
20 庭 + 21 山: パーティーが延期になる
21 山 + 22 岐路: 優柔不断
22 岐路 + 23 ネズミ: 追い詰められる
23 ネズミ + 24 ハート: 愛が冷める
24 ハート + 25 リング: 結婚(結婚に関わる出来事)
26 リング + 27 手紙: 契約書類を作成する
27 手紙 + 28 男: 男へのラブレター(メール)
28 男 + 29 女: 女を口説く
29 女 + 30 ユリ: おばあちゃんに会う
30 ユリ + 31 太陽: 勝利を静かにかみしめる
31 太陽 + 32 月: 自分の魅力を最大に発揮する
32 月 + 33 カギ: 問題解決のアイデアがひらめく
33 カギ + 34 魚: お金の都合がつく
34 魚 + 35 アンカー: 安全な取引
35 アンカー + 36 クロス: 抱えているものが重荷になる
36 クロス + 1 騎手: 悪いニュース
これらは、たくさんある解釈のうちのひとつ。質問によって、そのときの状況によっていろいろなこたえになる。
あと、2枚だとどうしても情報不足で、意味をとりにくい組み合わせもある。でも、実際のリーディングで、2枚・3枚でよむ場面では、ちゃんとピッタリくるペアになることが多い気がする…やっぱり、実践!がよい練習になる♪
★おことわり…このサイト内にある情報は、私独自の見解によるものであり、その正確性や確実性、および正当性を100%保障するものではないことをご了承ください…ノナクル