ルノルマン占いを始めよう! 毎日できるデイリーオラクルからフルデッキ使用のグランドタブローまで、ちょっとずつ一緒に学んでいきましょー♪
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ルノルマンのこと

ルノルマンはタロットとは違う!

 歴史を先にしようかと思ったけど、大事なことを先に!

(タロット経験者がルノルマンをする場合が多いので、ついタロットのようにルノルマンをよんでしまいがち。だから、ここはルノルマン占いの大切なポイントとしてみてね)

 それは…ルノルマンはタロットとは違う!!!こと

 同じようにカード占いに使用する
 同じように番号がふってあり、絵が描いてある
 同じようにカードを展開し、カードをよむ

だけど!

 カードの数が違う
 ルノルマンには、タロットのようにカードに重要性の優劣(大アルカナ・小アルカナ)がない
 ルノルマンには、タロットのようなスートによる分類(コインは物資面を表すなど)がない
 ルノルマンには、タロットのように逆位置(採用しない人もいる)がない
 ルノルマンは、タロットのように1枚ではよまない
 (基本的に1枚だけでよむことはないけど、状況を見ず、ただ漠然とした『アドバイス』を出すときは1枚引きできる)

そして、

 ルノルマンは、タロットのように占う人の心理的要因、あるいはそのときの直感によってカードの意味が大幅に変化しない
 これが、ルノルマンとタロットの最大の違い。 詳しく説明すると…

 タロットの場合、絵から受ける印象が占いに影響する。
 ☆ 今回はなぜか服の柄に目がいくから、その柄の象徴するものに大切なメッセージがあるかも?
 ☆ いつもはイヤなペンタクルの5のけが人が、今日は楽しそうな顔に見える。何かプラスのメッセージが隠されてるな。
 ☆ フールのカードの愚か者、この前は自由でいいなぁって前向きによんだのに、今は、足下見ないなんてバカとしか思えない
…というふうに。

 そう、タロットでは重要なシンボル。たくさん描かれてるシンボル。月のカードにいるザリガニとか、服の色や柄。フールの足下の犬。背景の家や荒れ地、雨など、どのシンボルが目につくかも、タロットではリーディングの要素になる。それに加え、人物の表情とか、馬の躍動感とかも。
 もちろん、タロットはこんな感じでよむのありだし、実際、カードから受ける印象なしにはよめない。それに、デッキによって、同じカードでもまるっきり違う意味になってたりもする。
 たとえば…

 ☆ Aのデッキのペンタクル7は『努力が報われる』で、Bのデッキでは『失敗』の意味
 ☆ Cのデッキの吊るされた男はものすごく苦痛の表情をしてるから『犠牲・身動きのとれない状況』の意味でよみ、Dのデッキの吊るされた男は微笑みを浮かべてるから『悟り・違う視点からの発見』の意味でよむ
などなど。  もちろん、占う人の直感とセンスで解釈が変わるのがタロットの醍醐味ともいえるし、それぞれのカードに幅広い意味合いを持たせることで、あまめのメッセージも辛めのメッセージも受け取れる。さらに、ライダー系やマルセイユ系での異なり、そこにデザイナーの意図で絵柄がガラリと変わったもの、コンセプトが違うものが加わり、星の数ほどの意味の相違が生まれるのは当然。自由に解釈できる…それが、タロットならではの魅力だと思う。

 けれども! その解釈の自由度をルノルマンにあてはめるのはNG!  ルノルマンのそれぞれのカードの持つ意味は、多少の広がりはあるものの固定されていて、よむ人の見え方や気分に左右されない。

 ☆ キツネのカードはキツネ以外の動物じゃダメ。フェレットに見えても、カモシカに見えても、親友の顔に似てても、キツネはキツネ。キツネとしてよむ。

 ☆ 大鎌のカードは、それがどんなにかわいいハートのチャームがついてても、ピンクの柄だったとしても、大鎌としての意味を持つ。(そんなデザイン、実際にはないと思うけども)

 ☆ 家のカードは、それがどんなボロいあばら家でも、超豪邸でも、意味は同じ。占う人がステキな家~と思おうが、こんな家住みたくないわ~と感じようが、リーディングには全く関係ない
 それが、ルノルマン。

 そもそも、カードのモチーフ以外のものに『シンボル』としての意味はない。木のカードに描かれてたリスやクジャクは、ただの飾り。たとえ、ネズミのカードに落花生とキャンディが描かれて、そっちに目がいったとしても。
 カードに要求されるのは、そこに何が描かれてるのか『はっきりわかる』ことだけ。
 だから、逆に、絵を見て家かタワーか区別がつきにくい、鳥かコウノトリか区別のつきにくいデッキはルノルマンカードとしてはよろしくない。

 ルノルマンでは、オシャレなデザインでゴチャゴチャ装飾を加えると占いにくくなる。でも、これからルノルマンが大ブームになったら、かわいいデッキやアート系のデッキがたくさん制作されて、意味もどんどん広がっていって、今あるものじゃない新たなルノルマンの世界が生まれちゃうのかもしれない。  あともうひとつ、タロット経験者がついやってしまうNG

 ★ タロットとルノルマンのモチーフとしての意味は共通じゃないのに、つい、タワーをネガティブにとらえてしまう
 (タロットのタワーは破滅の意味がある。ルノルマンのタワーは建物・法人などニュートラルな意味しかない)

 ★ スリーカードでのリーディングの際、たとえば『過去・現在・未来』みたいに、つい3枚を別々によんでしまう。
 (タロットでは、スプレッドのカードの位置が、何をみるか決まってる。ルノルマンでは、グランドタブローのハウス以外、カードを置く場所はあまり関係ない)
   ※グランドタブローのハウスについては、レッスンでのちのち解説するね

 ★ つい、1枚だけ抜き出してよんでしまう。
 (タロットは1枚だけでメッセージを完結できる。この1枚がアドバイスカード、この1枚が最終結果というふうに。ルノルマンは、1枚ではよめない(基本的に)。組み合わせで、メッセージ、あるいは説明としてよむ。たとえば、クローバー+騎手では『うれしい知らせ』とよみ、クローバー+男を『ギャンブラー』とよんだり、など)

 タロットとルノルマンはまったくの別物。それをわかってやれば大丈夫!
 はじめのうちは、とまどうこともあるけど、せっかく足を踏み入れたこの世界。存分に楽しみましょ♪

 ルノルマンの世界にようこそ!
 さぁ! ルノルマンをはじめよう!!!

ルノルマンの歴史

 ルノルマンとは、ルノルマンカードを使った占い全般のことをいう。タロットといえば、タロットカードを使った占い全般をいうのと同じ。
 『ルノルマン』という言葉は、1800年代に実在した有名なフランス人占い師の名前から(Mlle.Marie-anne Adelaide Lenormand 1772-1843)。けれども、今あるルノルマンは、彼女が作成したわけじゃない。ルノルマンのルーツは、ドイツの発明家 Johann Kasper Hechtel が出版したThe Game of Hopeというカードと、この頃流行っていたコーヒーの出し殻の形でみる占いにある。
  カードについての歴史をさっと流すと、1500年代からある数々のエンブレム(図案)の本がやがてゲームや宝くじのようなものに使用され、そのうち、コーヒー占いでそのエンブレムが使われるようになった。このコーヒー占いのエンブレムからヨハンが作成したゲームのカードが、占い用になっていく。ヨハンの死後に出版されたこのゲームカードをもとにして、多くの出版社が世に出したカードに冠した名は『ルノルマン』。なぜなら、この頃のセレ達に絶大な人気を博した占い師の名前をつければ、カードがよく売れると考えたから。ルノルマン自身は、このカードを手にしたことはないそう。

 誰かが誰かの作ったものを参考にして、改良・変更を加えながら現在の形になったものは、本当のオリジナルを突き止め、その作成者を判明させることは難しい。
 『ルノルマン』がルノルマン女史の作ったものではないとしても、このカードが世に出た時代屈指の占い師の名をつけられ、何世紀も越えた今、多くの人々を魅了する占いツールになった。それは、このルノルマンの持つパワーとエナジー、そして、神秘的ですばらしい世界の証明にほかならない。
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